こんにちは!
ぽりんきです。
ハウスメーカーで家づくりをする方には注意すべき内容となっております。
家づくりはどうしても担当者に依存しなければなりません。
お客様側も担当者と上手にコミュニケーションを取らないと良い家づくりができません。
今回は、私が現役ハウスメーカーの営業だからこそお伝えできる3つの重要なポイントについてお話します。
営業マンは契約後の間取り(プラン)は早く決めないと会社から怒られる
営業マンはお客様と間取りの大枠を早く決めないと会社から怒られます。
理由は、早期着工、早期引き渡しを求められているからです。
間取りが決まらないとその先のサッシや電気配線、色決めなどの打合せに移れないからです。
つまり、契約するまでは「よくやった!」と褒められますが、契約した後は、「早く着工しなさい」という状況になります。
だから、早く間取り(プラン)を決めるように促してきます。
もちろん、お客様側の事情があるので、早期着工ができない事情があれば別です。
契約までは「契約後にじっくりと打ち合わせしましょう」と営業トークをします。
でも、契約したら「あわよくば早く打ち合わせを進めてしまいたい」と考えているのです。
こうならない解決策は契約するまでに、【大枠のプランを決めましょう】です。
営業マンは「とりあえずハウスメーカーを決めましょう」と焦らせてきますが、間取りの大枠が決まるまでは契約しないと決めましょう。
それが、たとえ1社に絞り込んだとしても、契約前に間取りを進めていけばいいのです。
住宅ローンの銀行は営業が使いやすい銀行で選んでいる
住宅ローンはほとんどの方が「この銀行がいい!」というのがないです。
だから、ハウスメーカーの営業がオススメする銀行で事前審査を進めることになります。
オススメの複数の銀行に事前審査をして、結果を見比べて決定することになります。
このオススメ銀行の中から選んだ銀行がベストとは限らないので注意が必要です。
理由は営業マンが使いやすい銀行に選ばれがちだからです。
例えば、
- 銀行員がお客様とコンタクトをとってくれるから楽チン
- 審査に時間がかからないから
- 資金を出すための手続きが短い期間で済むから
などの理由です。
つまり、そもそも最初に紹介される銀行が営業マン都合であることが多いです。
お客様側は、
- 金利が一番低い銀行
- 保証が手厚い銀行
を求めます。
だから検討するポイントが違います。
例えば、2000万円・35年間・金利が0.1%違うだけで、
毎月917円
35年後の総返済額では約40万円
も変わってきます。
この差は非常に大きいです。
だから、自分でも銀行を調べるようにしましょう。
気になる銀行があれば、営業マンに伝えれば審査用紙を用意してくれます。
銀行も満足できるまで比較検討しましょう。
営業マンが勝手に契約の工期を決めている
契約書上の工期は重要です。ここに書くのは着工や引き渡しです。
先ほども出てきましたが、早期着工、早期引き渡しを求められます。
でも、契約前の打合せでは【着工と引き渡しをいつにするか?】の打合せはありません。
だから契約するときに勝手に契約書に印字されていて決まっているのです。
そして、説明を受け「そんなもんなんだ」と感じるでしょう。
しかし、意外と時間は短く設定されています。
ハウスメーカーが決まって安堵するタイミングですが、ここで油断してはいけません。
契約書上の工期はあなたが気をつけておくしかありません。
契約から着工までは最低3ヶ月は確保しましょう。
解体工事や農地転用許可申請などがあれば4ヶ月程度は必要です。
これは、契約を決めたときに、
「契約書上の着工はいつになりますか?じっくり打合せをしたいです。」と伝えれば考慮してもらえます。
まとめ
ハウスメーカーで家づくりをするには、営業マンに依存しなければ良い家づくりはできません。
しかし、営業マンも会社員です。
会社都合の提案をされてしまうこともあります。
お客様側がしっかりと理解しておけば回避できることもあります。
今回の3つのポイントには気をつけましょう。