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この記事を書く私は、住宅業界歴16年目の間取りデザイナーぽりんきです。
記事の執筆者
【業界の闇】騙されるから坪単価は聞くな
2022年に入って初めて気合を入れた動画です!
モデルハウス見学でつい聞いてしまう「坪単価」・・・。
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今回は絶対に坪単価を聞いてはいけない理由について徹底解説していきます。
家づくりをしたことがある人なら一度は聞いたことがあるフレーズ「坪単価」です。
私は15年以上ハウスメーカーの社員としてモデルハウスで1,000組以上の家づくりを検討している人にあってきました。
その時に一番聞かれた質問が坪単価いくらですか?です。
皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
坪単価を聞けばだいたいの金額の目安がわかる!このように思っていることでしょう。
しかし、残念ながら坪単価を参考にするのはお勧めできません。
理由は坪単価の基準が各社曖昧だからです。
坪単価を聞けば本体価格の目安は多少わかるでしょう
しかし、同じ坪単価の会社同士でも見積もりを取ると総額で百万円以上の金額が違うことがあります。
その理由は後ほど詳しくお伝えします。
とにかく坪単価は聞いてはいけません。
でも坪単価を聞けばそれでもだいたいの金額の目安はつくでしょ。
坪単価を聞かないと比較できないじゃん!
このように思うでしょう。
なので今回はなぜ坪単価を聞いてはいけないのか?
この動画を見ることで坪単価のからくりがわかり、そしてモデルハウス見学で金額の目安をつけるためにどうすればいいのか?がわかります。
詳しく解説していきますのでぜひ最後までご視聴ください。
今回は絶対に坪単価を聞いてはいけない理由について徹底解説していきます。
ひとつ目、坪単価を聞くのは絶対にNGな理由
二つ目、坪単価を聞かずに金額の目安をつける方法
それではさっそくいきましょう!
まずひとつ目の坪単価を聞くのは絶対にNGな理由から解説していきます。
金額の目安をつける目的で坪単価を聞いてははいけません。
それはなぜうでしょうか?
理由は坪単価を聞いても建物本体価格だけしかわかないからです。
え?そんなの知っているよ!
だいたいの目安を知るために聞いているんだからそれでいいんだよ!
と皆さん思うでしょう。
実は、坪単価を聞いても目安すらわからないんです。
理由は坪単価。つまり本体価格に含まれているものが全然違うんです。
例えば2社に坪単価を聞いたらその返答が同じ坪単価50万円だったとしても比較ができないってことなんです。
え?どういうこと?って思う人も多いと思います。
家の見積もりは大きく分けて、4つの項目に分かれています。
それが本体価格、付帯工事、諸費用、そして外構や地盤改良工事費などの予算どり費用です。
この4つの項目のうち、建物本体価格と付帯工事に含まれる内容が各社全然違うのです。
ひどい場合は数百万円単位で変わってしまう場合があります。
例えば、A社とB社の2社に坪単価を出してもらうとします。
AB社では50坪の家を建てる時に本体価格と付帯工事合計が2500万円だったとします。
つまり同じ金額です。
この2社のうち、A社は本体価格2000万円付帯工事価格が500万円だった場合は、2000万円➗50坪なので坪単価40万円。
それに対してB社の本体価格が2250万円で付帯工事価格250万円だった場合は2250万円➗50坪で45万円となってしまいます。
つまり坪単価が40万円と45万円で5万円も違ってしまいます。
AB社の金額は同じなはずなのに、これが、坪単価から聞いてしまうと坪単価が5万円も違うから50坪の家を建てるのに、AB社だと250万円も違うのかと思ってしまいます。
これにより、坪単価だけで判断するのには注意する必要なんです。
そもそも、本体価格と付帯工事価格の違いってなに?
このような疑問があると思うのでお伝えします。
本体価格とは建物の費用で、基礎や柱屋根などの骨組みからキッチンやトイレなどの住宅設備まで含んだ金額になります。
付帯工事価格は設計料だったり足場や工事中のフェンスなどの仮設工事費用、建築確認申請費用から屋外給排水工事、基礎を作ったときに土を処分する残土処分費用などです。
じゃあなんで本体価格と付帯工事価格に含まれている内容が住宅会社ごとに違うのか?というと、
例えば設計料です。
当然、延べ床面積30坪と50坪では設計図面の大変さが変わってきます。
しかし、建物の大きさによって設計量が違う会社もあれば一律料金の会社があります。
つまり、一律料金であれば建てる家のボリュームによって費用も変わらないので、建物本体価格に含んでしまっていることが多いです。
それに対して、
建物のボリュームによって金額が変わる会社の場合は見積書の付帯工事の欄にしっかりと項目を書いて大きさによって費用が変わるようにしています。
設計料を本体価格に含んでしまっている会社だと当然坪単価は高くなります。
一件の家を建てるのにかかってくる内容はどの住宅会社も同じです。
しかし、見積書では本体に含むか、付帯工事に含んでいるかが住宅会社ごとに違うので、本体価格と付帯工事価格の合計金額が同じだったとしても坪単価だけが変わってしまうことがあります。
この坪単価マジックを上手に使った住宅会社が世間で言われるローコストメーカーです。
本体価格にはほとんどの費用を入れずにたくさんの費用を付帯工事で計上してしまいます。
そうすれば坪単価はとにかく安くすることができます。
次に本当に坪単価で計算する会社と坪単価で計算ない会社があるというお話をしていきます。ここで質問ですが、坪単価はどこまで正確だと思いますか?
そんなの参考にしかならないでしょ!
いやいや、見積もりもそのまま坪単価で計算するんでしょ?
2つの意見があると思います。
実はこの答え、両方が正解です。
え?どういうこと?って思ったかもしれません。
ほとんどの住宅会社では坪単価はあくまで間取りを作り見積もりを作ったあとで、本体価格を坪数で割った時の結果論であるところがほとんどです。
しかし、実は、この坪単価でそのまま計算する会社があるんです。
つまり、坪単価60万円の会社で50坪の家なら60万円✖︎50坪なので本体価格は3,000万円。
40坪の家なら2,400万円と単純計算してしまう会社があります。
建物が長方形なのか?L字型なのか?は関係なく面積に坪単価を掛け算していきます。
坪単価で計算する会社の場合は、提案した間取りから1坪増やせば60万円高くなり。1坪減らせば60万円安くなるシンプルな見積もりとなりわかりやすいです。
しかし、どんなに形状だったとしても坪単価が一律なので、ある意味住宅会社側が損しないような仕組みになっているということですね。
そしてこの住宅会社の場合は、坪単価60万円に。
含まれているキッチンや床材などの仕様はあくまで標準仕様になっています。例えばシャッターがオプションだった場合は坪単価以外のオプション費用として計算するので標準仕様が何か?確認することはとても重要になります。
そしてさらにこの坪単価をかける面積の計算が各社違うというお話をしていきます。
それが、延べ床面積と総施工面積です。
実は延べ床面積に坪単価をかける会社と総施工面積に坪単価をかけて計算する会社と2つあります。
延べ床面積とは2階建てであれば、1階と2階の面積の合計を言います。
よく何坪の家を建てるといいますが4LDKくらいの建物だと35〜40坪くらいが一般的ですがだいたい延べ床面積で言うことが多いです。
そして、総施工面積とは延べ床面積にバルコニーや玄関ポーチ吹き抜けやタイルデッキ、ガレージなどを足した面積になります。
必然的に延べ床面積よりも大きくなります。
坪単価を出すときにも延べ床面積よりも大きい総施工面積で割った方が安くなるので、あえて総施工面積で計算している会社があります。
つまり計算する基準も違うんです。だから坪単価を比較してはいけません。
ネットや住宅雑誌で坪単価が書いてあったりしますが、本体価格に含まれている項目が各社違うこと。
延べ床面積と総施工面積の2つで坪単価を出している。
なのであくまで住宅業界の中で高そうか安そうかの目安しかわからないという意識でチェックしましょうl
二つ目、坪単価を聞かずに金額の目安をつける方法について解説していきます。
坪単価はあてにしちゃいけないのはわかったけど、金額のイメージはどうしたらわかるの?
この疑問を解消していきます。
じゃあどうやって金額のイメージを掴めばいいのでしょうか?
それは、参考プランで総額を見せてもらうことです。
坪単価の計算根拠を聞いてもいいのですが、結局いくらで建てられるか?これを聞くのが一番シンプルでわかりやすいです。
そんなの、教えてもらったことないよ。
こういう人がほとんどだと思います。
それは、当然です。
理由は営業マンが総額を伝えるのを嫌がるからです。
営業マンも家を売るのが仕事です。
だからまずは商談するお客様になってもらいたいと思っているからです。
つまり次回打ち合わせのお約束をして間取りや見積もりを作る商談をすすめたいんです。
それなのに、最初に総額を伝えてしまうと、わかりました。検討します。と帰られてしまいますよね?
だからどの営業マンも注文住宅なので間取りと見積もりを作らないと総額なんてわかりません。
土地によって費用が変わってくるのでまずは建築地を見せてくださいと言ってくるんです。
でも、予算オーバーする住宅会社を検討するのは時間のムダですよね。
だから始めに総額のイメージを教えてもらうんです。
住宅会社であれば見積もり金額を出している参考間取り必ずあります。
新商品などが出れば必ず社内で試算もするので参考の間取りで総額を伝えられる資料は100%持っています。
それを見せてもらって比較検討するようにしましょう。
でも、どうやって見せてもらうの?
このような疑問が湧くと思います。
それはたったひとことを、言うか言わないかです。
その一言とは
すべての費用を含んだ総額を教えてください。と伝えれば大丈夫です。
もし、断られてしまった場合は、坪単価だけ聞いても意味ないですよね?他の住宅会社さんでは最初に行った時に見せてもらったので、見せてもらえませんか?と聞けば確実に用意してくれます。
他社ができて、自社ができずに嫌われてしまうと、そもそも検討すらしてもらえないと感じるからです。
他の住宅会社は見せてくれた。
総額のイメージを教えてもらえないと検討できません
と伝えればお客様のご機嫌をとりたいと思っている営業マンであれば必ず見せてくれます
住宅会社各社のホームページから個別に資料請求する方法
好みの外観や内装、後は地域で人気の工務店とか気になる住宅会社に直接資料請求していきます。
こっちの資料請求はそもそも住宅会社の名前を知らないとできません。
だから、人によってはどんな会社があるかわからないって人もいると思います。
解決方法は、
- 「東京 住宅会社」などで検索
- 月間ハウジング
- 「東京で家を建てる」の雑誌購入
ネット検索なら、東京 住宅会社などで検索していく方法。
それ以外には書店に行って月刊ハウジングや東京で家を建てるなどの地域に特化した住宅雑誌を買いましょう。
カタログに関しては、下記のボタンから一括資料請求がおすすめです。
各社の売りはカタログをゲットするだけで十分理解できます。
資料請求をしすぎると電話営業がすごいことになるんじゃないの?
確かにそうですが対策があります。
それはこちらの記事で詳しく解説しています。
資料請求のときの備考欄に
- 興味があればこちらから連絡します。
- 電話は絶対にしないでください。
- もし電話営業してきた場合は検討から外します。
とはっきり書けばほぼゼロになります。
カタログに関しては、下記のボタンから一括資料請求がおすすめです。
とにかく、「どんな住宅会社があるか?」を知るところから始めるのが重要です。
1社ずつ調べて資料請求しているととても大変なので一括資料請求をするところから始めてみましょう。
間取りと見積もりが届く唯一の画期的なサービスがタウンライフ家づくりです。
カタログを集めつつ、間取りの提案力と見積もり比較も同時進行で進めていきましょう。
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