まずは、ハウスメーカーの営業マンによって行われるナゾのキャンペーンについてです。
ハウスメーカーと商談を進めていくと、事前の説明はなく、営業マンが「今月限定のキャンペーンです」と言って見積もりから大きな値引きやキャンペーン(サービス)をしてくれることがあります。
というか、ほとんどがこの今まで聞いたことのないキャンペーンを頼まなくても使ってくれます。
この今月キャンペーンについて切り込んでいきます。
そもそも本当に今月限定なのか?
まちがいなくウソです。
今月限定キャンペーンなんてあるわけがありません。
ハウスメーカーの営業マンは毎月1棟契約することを会社から求められています。
なので、今月契約してもらうために、必死にキャンペーンを使ってきます。
営業マンに聞いて欲しいこと
営業マンがドキっとする質問があります。
それは、
「他店舗でもやっているキャンペーンですか?」
「他店舗に聞いてみてもいいですか?」
と聞いてください。
営業マンだったらこの質問はめちゃくちゃ困ります。
大々的なキャンペーンはもちろんありますが、見積もりを提示されるときに言われるキャンペーンはたいてい独自のものです。
シンプルに「今月契約して欲しい。だからキャンペーンということにして今月決めてくれ」というメッセージなのです。
なので、この今月限定のキャンペーンにだまされないようにしましょう。
・・・と、ここまでは、誰でも考えてみれば自然にわかる話です。
そもそも、ナゾのキャンペーンの仕組みがどうなっているのか?
このナゾのキャンペーンのサービス分は何がどうなっているのでしょうか。
これをきちんと理解する必要があります。
見積もり金額が上乗せされている
注文住宅はお客様の立場だと定価がわからないようになっています。
なので、値引きする金額があらかじめ上乗せされていることがあります。
下請け工務店が負担する
ハウスメーカー側がこの値引き額を負担せずに、下請け工務店を【たたいて】いつもよりも安い金額で発注することがあります。
これはひどい話ですが、業界ではおこなわれてしまっています。
下請け工務店は仕事をもらう側で立場が弱いので、ハウスメーカー側に文句が言えません。
これは、施工品質に影響がでる可能性があります。
営業マンが負担している
歩合の割合が大きい会社だとそうなっています。
例えば、ダイワハウスや住友不動産などは給料に対する歩合の割合が大きいです。
つまり、値引きの額によって歩合が減ったりする仕組みです。
住宅は1棟契約すれば何千万円ですから、歩合もそれだけ大金です。
企業努力での値引き
お客様側が望むべき値引きです。
本来ハウスメーカー側が受け取る利益幅を削って、値引きしてもらえます。
しかし、自分が受けている値引きはこれらのどれになるのか?
それがわからなければいけません。
全てを見抜くことはできないので、限りなく、お得に契約する方法を紹介していきます。
月はじめなのか月末なのか?契約をするおすすめのタイミング
毎月限定のキャンペーンは今でも業界にあふれています。
そしてこれは営業マンのさじ加減で行われてしまいます。
金額を上乗せするのも営業だし、利幅をどこまで削るのかも営業マンが決めています。
その中で、1ヶ月のうち、月初なのか月末なのか。お得なのはいつなのでしょう。
これは、まちがいなく、【月末です】
月初や月中に契約することは絶対にしてはいけません。
理由は、
「営業マンも月単位だが、営業所も支店も月に何棟契約したか?が重要な指標だから」
見積もり金額がめちゃくちゃ安くなる条件
ハウスメーカー側にある条件が整うと、とんでもなく安くなる場合があります。
- 全く売れていない状況
ハウスメーカーは契約がないとなにも始まりません。
全く売れていなければ必死で契約をとりにきます。営業所や支店としてまったく売れていなければそれだけ契約に関して貪欲になります。売れていない状況を判断するのは、【着工や引き渡し時期が決まったキャンペーン】だった場合です。
特に、「けっこう急ぎのスケジュールで進めないと着工できないな。」と思うキャンペーンの提示を受けた場合はチャンスです。売れていないハウスメーカーで建てることにメリットがあるかどうかは自己判断になりますが、職人さんの工程を埋める着工や売り上げ計上する引き渡しを決めたいキャンペーンはハウスメーカー側の本気だと思うとよいでしょう。 - 営業所や支店の新記録がかかっている状況
キャンペーンの理由が月末で、新記録がかかったというワードが営業マンからあった場合はチャンスです。
記録を塗り替えるのはモチベーションが上がるので、棟数を増やす上で大きなサービスが期待できます。
値引きをしてもらう上で絶対に気をつけて欲しいこと
絶対にやっておいて欲しいことがあります。
それは、
【欲しいオプションは必ず見積もりに入れておいてもらうこと】
契約前に値引きした利益は契約後に必ず追加費用で取り戻しにきます。
営業マンだけではなく、設計もインテリアコーディネーターも追加費用をいくらもらったのか?のノルマがあります。
だから、標準仕様で契約するのではなく、契約前からオプションも入れてもらいましょう。
契約した後に、とんでもない利益を取られた金額で契約されられるのを防ぐためです。
まとめ
最高のサービスを受けるためには、タイミングと条件が整わないといけません。
あせって、ハウスメーカーを決めずに、慎重になってタイミングを見計らって契約しましょう。
無料で間取りと見積もりが届くカタログ請求サイト
『どこのハウスメーカーを選べばいいのかわからない!』という方におすすめなのが、資料請求サイトの利用です。
家づくりの面倒なモデルハウス見学や商談、売り込みを省略できるサービスの【タウンライフ家づくり】をご紹介します。
資料請求のカタログとともに、【プラン】と【見積もり】を一緒にゲットできる、顧客のニーズを掴んだサービスとなっています。
しかも、無料でできるのは最強すぎます。
土地がなくてもプランは提案してもらえて、必要があれば土地紹介も受けられる。
家相を気にするのであれば家相も重視した間取り相談もできるようになっています。