注文住宅で新築する場合、屋根素材を選ぶことができます。
ハウスメーカーの標準使用はスレートが多い印象です。
反対に、ローコストメーカーは瓦。
工務店は瓦とガルバ(ガルバリウム鋼板)が半々というイメージです。
できれば、メンテナンスが必要な素材を選びたいですね。
3つのメリットデメリットについて考えていきましょう。
スレート屋根は?
ベースがセメント素材です。
写真はこちらKMEWのスレート屋根
柄や色はバリエーションが豊富
瓦やガルバも色は選べますが、この柄の多さには驚きです。
通常、瓦では互い違いに並べることで市松模様にしています。
スレートははじめから市松模様になっているものもあり、そのまま施工すれば柄がランダムになったりと工夫されています。
薄くて軽い
厚さもほとんどなく、瓦に比べると非常に軽量です。
仮に、30坪の屋根面積の場合、瓦と比べておおよそ2トン軽くなるとも言われています。
耐震性に優れる
軽い話の続きですが、屋根が軽いと耐震性も上がります。
建物の頭が重いといざ、地震が起きた時には大きく揺れるのです。
屋根素材をスレートにすることで結果的に耐震性に優れます。
耐久性
瓦と同等のメンテナンススケジュールのスレート瓦が増えてきました。
しかし、実物で比較していくとやはり、瓦よりは劣化してしまう印象です。
太陽光パネルを搭載する家も増えてきたので、搭載する予定の人はあまり気にしなくてもいいと思います。
瓦は?
昔から存在する屋根素材です。
粘土を焼いたものです。
重量感がある
和風や下屋(1階の屋根)がある家は重量感がでてきます。
デザイン性や建物のイメージに軽さが出なくなるので、寄棟屋根などはスレート屋根に比べてよりどっしり感がでるのでオススメです。
劣化しにくい
粘土は無機物のため、劣化がほとんどしません。
メンテナンスをしなくても長持ちするのが大きな特徴です。
やはり、瓦=安心という日本人の心に響くところがあります。
台風などで飛びやすい
スレートと比べて重ねて施工する部分が浅いため、台風などで飛びやすいです。
施工技術はスレートと比べると職人の腕の良し悪しの影響を受けるため、ちゃんとした職人さんに施工してもらいたいですね。
屋根が重くなる
耐震性は軽い屋根に比べて不利になります。
頭が重いことは住宅の構造計算でも重い屋根としてみられるため、建物の耐力壁を増やしたりしたほうが安心ですね。
ガルバ(ガルバリウム鋼板)は?
金属屋根のことです。
近いもので言えばトタンです。
しかし、このトタンはデメリットの部分が多かったので、それを改良したもののイメージです。
軽い
何よりも一番のメリットです。耐震性に影響する部分ですから、屋根素材が軽いのは大きなメリットです。
緩やかな勾配にできる
屋根の傾斜=勾配を緩やかにできます。
建物のデザイン上、できるだけ傾斜を付けたくない場合。
高さに関する規制が厳しい建築地で建てる場合。
緩やかにできることはメリットにつながることがあります。
錆びにくい
トタンに比べて錆びにくいようになっています。
錆びて朽ちてしまえば雨漏りの可能性がでてきます。
錆びにくい素材というのはメンテナンス性を考えても非常にメリットがあります。
雨音がうるさい
小学校の時にトタンの倉庫などで雨宿りしたことはありますでしょうか?
鉄砲玉を受けたように、「パチパチ」と金属に水が当たった音がします。
これはデメリットになるでしょう。
2階の屋根ならまだしも、1階の下屋にガルバを利用する場合は音が聞こえやすいのでFRP防水の屋根にするなど雨音について考えておきましょう。
このような形でどの素材にもメリットデメリットがあり、ベストアンサーは決められません。
ハウスメーカーの担当者と相談しながらよりよい素材を選択しましょう。
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