かれこれ、ハウスメーカーの営業を15年続けているぽりんきです!
今回は、アキュラホームの全館空調【匠空調】はオススメなのかどうか?を解説していきたいと思います。
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アキュラホームの全館空調【匠空調】はオススメなのか?
まずは、結論からです。
【寒がりの人が家族にいるご家庭はオススメします!】
全館空調のメリットは部屋の温度が均一。
- 朝起きるのがツライ
- 着替えるときに寒い
- トイレに行くのに気が重くなる
住宅の断熱性能は高まっています。
しかし、暖房をつけていない廊下やトイレは寒いです。
一般的なエアコンのみの住宅の場合、リビングを温めると20℃ですが、2階の部屋は15℃。さらに、玄関は10℃まで低下してしまいます。
その反面、全館空調を搭載すると家中どこにいっても20℃で、玄関だけ18℃です。
寒いところに移動するストレスがなくなり、ヒートショックのリスクも軽減できるので安心。
アキュラホーム全館空調の基礎知識
まずは、アキュラホーム全館空調の基本を学びましょう。
アキュラホーム全館空調の価格
まず一番気になる金額についてですね。
【約250万円】します。
・・・やっぱりそれなりの金額がしますね。
35年の住宅ローンに換算すると、だいたい7,000円/月々くらいです。
家の全部屋にエアコンをつけても50万円くらいでしょうから、200万円くらいはプラス金額が必要ですね。
全館空調は間違い無く、快適です。
しかし、250万円は大金です。
その分、建物の面積を広げたり、おしゃれなキッチンを入れたりすることもできる金額です。
つまり、【快適性を求めるために】この金額が用意できるかどうかが判断するポイントになります。
でも、そもそも快適じゃない家なら建てる意味はあまりありません。
そう考えると必要な出費のようにも思えますね。
アキュラホーム全館空調の保証期間
初期保証は1年間です。
延長して保証期間が10年間になります。
さきほどの250万円の金額の中に延長する料金も含まれているようです。
これは他のハウスメーカーの全館空調と同じですね。
大型機械ですから、家電量販店のエアコンと同じ保証期間では困ってしまいます。
何かあったら10年間対応してもらえるのは安心します。
搭載する場合は必ず10年保証になっているかを確認しましょう。
アキュラホーム全館空調の電気代
こちらにアキュラホームのホームページにあった月々シミュレーションがあります。
大前提なのは、【全館空調だからと言って、1年間ずーっとつけっぱなしということはありません。】
1年間の電気代を月々平均にするとたったの300円/月々しか変わりません。
つまり、エアコンとほとんど電気代が変わらないということですね。
しかも、エアコンの場合は、つけたり消したりするのに対して、全館空調は冷暖房が必要な時期は24時間運転しっぱなしです。
住んでいる方のインタビューでは、「アパートと電気代は変わらない」と言っていますね。
これなら、朝起きた瞬間に布団から出られる快適性があるなら全館空調のほうがいいですね。
アキュラホーム全館空調は小屋裏に設置
機械の設置場所は小屋裏になります。
小屋裏収納はいらなくても、全館空調をつける場合は下の写真のような収納はしごがついてきます。
このはしごをあがっていくと・・・
大型の機械がありますね。
これが全館空調の機械です。おおよそ2畳くらいの空間があれば機械を設置することが可能です。
アキュラホームの全館空調のお手入れについて
目安は3ヶ月に一回フィルターのホコリをとるだけですね。
この機械の右側に【3つの白い円柱型のスポンジ】があります。これがフィルターです。
これを外して掃除機をかけたり、汚れが目立っていれば洗って干せばOKです。
アキュラホーム全館空調の吹き出しの仕方
吹き出しの仕方も少し変わっています。
小屋裏の機械から出てくる空気が冷房と暖房で異なるようです。
冷房のとき・・・1階、2階の天井から冷気をふきだす
暖房のとき・・・1階、2階の天井から暖気をふきだし、さらに1階の床にあるガラリからも暖気をふきだす
この下の写真のように1階の床の部分にガラリがついています。
暖かい空気は上がっていくので、空調機から床下に暖気を送り、この1階の床下からふきだされるようになっています。
床のガラリは掃除しよう
床にガラリと呼ばれるアミのようなものがついてきます。
この写真は洗面所の写真です。
冬場に寒くならないように暖気が出る穴が空いています。
ガラリと呼ばれる暖気のふきだし口は1階の床にたくさんついてきます。(1階の床にしかつきません)
ここには当然ホコリがたまるので、定期的にアミを外して、中のゴミを取り除きましょう。
アキュラホーム全館空調は本当に同じ温度なの?
次に、「本当に温度が均一になるのか?」が気になります。
2019年11月30日に実験をしているようなので、見ていきましょう。
外の気温ですね。15℃です。
玄関は20℃です。
洗面所も20℃
こちらはダイニングですね。21℃です。
1階の廊下は20℃ですね。
2階の部屋は21℃ですね。
こちらはもうひとつの2階の部屋。20℃ですね。
このお宅の間取りはこんな感じのようです。
1階の4カ所と2階の2カ所の【合計6カ所」はほとんどが20℃で確かに、均一温度ということがわかりますね。
北側の洗面所なども同じ温度になっているのは空調がうまくコントロールされているのがわかりますね。
お風呂に入る時に寒く無くていいので、小さいお子さんがいるご家庭はいいですね。
全館空調を設置したらエアコンはいらないの?
全館空調があればエアコンはいらないのでしょうか。
エアコンもないので、見た目もスッキリとありますが・・・。
もしもの時のために【エアコンは設置しておきましょう】
壊れてもすぐには修理できないと思った方が良いです。
もしかすると、15年後には完全に壊れてしまい、修理に多額の費用がかかるから「やっぱりエアコンでいいや」になるかもしれません。
エアコンのコンセントとスリーブ(穴)は新築の際に必ず設置しておくことをオススメします。
温度によるストレスを思い浮かべてみよう
夏も冬も室内の温度によるストレスがあるはずです。
日本には四季があるので、夏と冬はどこに行っても温度によるストレスがあります。
家にいる時くらいはストレスをなくしたいですよね。
全館空調は高額設備であることは間違いありません。
しかし、ストレスを大幅に改善できるので、搭載できた家はきっと、「あぁ、家を建ててよかったな」と思えるはずです。
アキュラホームの断熱性能
断熱性能もしっかりしていないといけません。
どうやら、アキュラホームの建物は標準でZEH基準のUA値0.6を下回っているようです。
これなら安心ですね。
というよりも、全館空調を搭載する家なんだから、断熱性能は高い水準じゃないと電気代がかかってしまうので、当然と言えば当然です。
現役ハウスメーカー営業のぽりんきの視点
現役ハウスメーカー営業のぽりんきの視点でいくと全館空調は、【お金があれば、ぜひつけたら良いけど背伸びしてはいけない設備】です。
250万円あれば、建物の面積をかなり増やすことができます。
250万円ローンが減れば7000円/ですから支払いも変わってきますよね。
あとで、追加できない設備だからこそ、搭載するかどうかは重要な選択になります。
ご家族の室温に対するストレスや空調に対する考え方を聞いたり、ペットを飼う予定であれば優先順位が高くなるでしょう。
【何にお金をかけるべきかをしっかりと話し合うこと】が現実と理想を調整していきましょう。
まずは資料請求から比較検討することをオススメします。