注文住宅で戸建て住宅を建てる際に、工法のひとつとして候補に上がってくるのが、鉄骨造です。
一般的には、木造よりもさまざまな面で優れていそうなイメージですが、どうなんでしょう。
鉄骨造を検討する上で考えていきましょう。
もくじ
鉄骨造のメリットデメリット
鉄骨と鉄筋を間違える方がいます。
鉄筋は基礎の中に入れる細い鉄の棒です。
鉄骨は鉄の柱のことです。
体育館や工場、コンビニなどはこの鉄骨で出来ていることがほとんどです。
メリット
- 大空間が作れる
先ほどあげた、体育館などは途中に柱を立てない大空間が必要です。木造住宅では途中に柱が必要なため、大空間を作りたい場合は適しています。具体的には、
■1階をビルトインガレージにして、何台も停めたい
■建物の南側全面を壁なしの大きな窓にしたい
■20畳などかなりの大きさの吹き抜けのような場合は、鉄骨造がお勧めです。 - 高層階が作れる
建築基準法では木造住宅の場合は構造計算が義務付けられています。つまり、高層階を作りたい場合はどうしても鉄骨のほうが優れています。3階建以上の建物を安定した強度で建築した場合は鉄骨のほうがよいでしょう。 - 施工精度が高い
木造もプレカットといって、工場で溝が掘られたものを使うのが主流になってきていますが、鉄骨は当然工場で加工してあり、部材同士の連結もボルトで接合していくのでかなりの安定品質になります。
デメリット
- 冬寒い
木造と比べて熱伝導率が高いです。かんたんに言えば、熱くなりやすく、冷たくなりやすい素材です。このため、冬は建物が寒く、ハウスメーカーによっては鉄が冷たくならないように外断熱工法を採用している会社もあるくらいです。 - 固定資産税が高い
木造と比べて減価償却まで時間がかかるため、固定資産税の維持費用がかかります。固定資産税はあくまで市町村税のため、一般論はないですが、木造住宅の1.5倍とも言われています。維持していくお金も考えながら検討したいですね。 - 金額が高い
木造のハウスメーカーに比べて、鉄骨造で建ててくれる会社は大手ハウスメーカーが大半です。このため、建築するための初期費用が高くついてしまいます。大空間や鉄骨へのあこがれや依存から高額のローンとなってしまって本末転倒にならないように注意したいですね。
最近では木造と鉄骨造。両方を取り扱うハウスメーカーも増えてきています。両方のお話を聞いてどちらが良いか判断してみることをおすすめします。
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