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10万円あればいいの?契約金って最低いくら用意すればいいの!?

かれこれハウスメーカーの営業を15年続けているぽりんきです。

今回は、【ハウスメーカーの契約金っていったいいくらなの?】についてです。

これを読んでいる方は、

「自己資金がほとんどないから困るな」

「100万円必要って言われたらまだ先になっちゃうな」

「土地にも契約金が必要って聞いたけど・・・心配だな」

ずーっと賃貸に住み続けていても家賃ってもったいないですよね・・・。

だから、「家を建てよう!」って思った時にすぐに家づくりを進めたいけど、契約金が必要だったらお金を貯めるまでは建てられないですもんね。

反対に、

「今は、育児休暇中なので、時間があるけど来年は復帰するから忙しくなる」

「年まわりを見てもらったら、今年新築したほうが良いと言われた」

「家の老朽化がひどくて早く建てたい」

このように家を建てやすいタイミングってありますよね。

タイミングがよくても契約金が必要だったら計画が進みません。

なので、今回はあまり知られていない、【契約金】について解説していきます。

もくじ

ハウスメーカーの契約金っていくら用意すればいい?

まずは結論から入っていきます。

必要な契約金は101万円あれば絶対に大丈夫です。

この内訳は2つです。

  • 契約金100万円
  • 収入印紙代1万円

あくまで建物の契約金です。土地の契約金(手付金)は含まれません。

この101万円を用意できれば100%建物の契約はできます。

しかし、「えっ、そんなにお金が必要なの?お金無いよ」という方も安心してください。

ちなみに、契約金とは・・・

【先に充当するお金です】

見積もり金額以外に別途必要なお金ではありませんのでご安心ください。

自己資金がほとんど無い人はどうすれば・・・?

ほとんど無い人は【ハウスメーカーに相談】してください!

あとで説明しますが、契約金というのは一時的に預かられるっておくお金のことです。

つまり、ハウスメーカーに相談すれば良くて、「金額が決まってるから譲歩してくれない」ってことは少ないのです。

ハウスメーカー側も契約が欲しいです。

競合が多いこの時代に契約金が用意できるかどうか?でお客様を判断している余裕なんてないのです。

【住宅ローンが借入さえできれば家づくりはできる】ので必ず契約金の相談には乗ってくれます。

契約金の最低金額

ハウスメーカーの社内ルールにもよりますが、最低限あれば大丈夫な金額は、

  • 契約金10万円
  • 収入印紙代1万円

合計11万円です。

そして、さらに相談次第では、【契約金を1〜5万円程度まで下げてくれる】でしょう。

こう考えると皆さんが思っているよりも少額で家づくりをスタートすることができます!

そこまで心配する必要はありませんよ。

契約金の位置づけ

そもそも契約金って何のために支払うのでしょうか?

  • 契約に一定の重みを持たせるため
  • 解約時に精算するときのお金

契約に一定の重みを持たせるため

家ができる前からたくさんの社員が動いて図面を作ったり、業者を動かすので費用が発生します。

契約金が一切なければお客様側にもリスクがないため、

  • 簡単に家づくりをやめたり
  • 他のハウスメーカーを検討すること

ができてしまいます。

家づくりを本格的に進めるパートナーとしても【お金を一時的に支払うことで重みを持たせる】意味合いがあります。

解約時に精算するときのお金

家づくりは完成するまで期間がかかりますよね。

時には、トラブルが発生したり、計画自体がなくなって解約することもあるでしょう。

そんな時には、【契約金から実費費用を精算されます】

図面の打ち合わせ費用

測量をしていれば測量費用

確認申請の許可を取っていれば申請費用

など

実際にかかった費用が契約金から精算されます。

例えば、

【契約金を100万円入金】した場合、

【実費が50万円かかった】場合は、

解約時に50万円が返金される仕組みです。

契約金の額よりも実費費用がかかった場合には、追加で請求しなければならなくなります。

つまり、契約金こそがハウスメーカー側のリスク回避ですね。

知っておきたいフルローンの仕組み

ここまで読んだ方は、

「結局、契約金って必要なの?」

「一切お金を出さないフルローンで家づくりって無理なんだ・・・」

と思うでしょう。

そうなんです。一時的に自己資金が必要になります。

でも、安心してください。フルローンはできるので大丈夫です!

【いったいフルローンってどうやってやるのか?】

ここからは、このフルローンの仕組みについて解説していきます。

と言っても、非常にシンプルです。

住宅ローンは、かかる費用全てを借入することができます。

つまり、最初に契約金を支払ったとしても、そのあとの銀行手続きで全額フルローンになるように借入額を設定します。

そうすれば、住宅ローンを借りるタイミングで契約金が手元に残るようになっています。

仮に、2000万円に対して契約金100万円を支払ったとします。

この場合は残金は1900万円ですが、住宅ローンで2000万円を借入します。

そうすると、2000万円のお金が通帳に入るので、そこから1900万円を支払えば100万円が手元に残ります。

これがフルローンの仕組みです。

契約金が戻ってくるタイミング

この時期は、

  • ハウスメーカーへの支払いの時期
  • 銀行の住宅ローンの実行のタイミング

によって変わってくるので、説明が難しいです。

早くて、

【着工金の支払いのタイミング】

遅くても、

【最終金の支払いのタイミング】

一般的には、ハウスメーカーと契約をしてから着工までが3ヶ月くらいですから、早ければ3ヶ月後には戻ってくると考えたらよいでしょう。

契約金を払う以上、一時的には自己資金を出さないといけません。

どのタイミングで返ってくるのかを正確に知りたい場合は、【ハウスメーカーの営業担当者に確認する】しかありません。

ついでに知っておきたい土地の契約金(手付金)

土地から購入の場合は土地の契約金(手付金)も必要です。

こちらも、建物の時と同様に、

契約金(手付金)は101万円あれば絶対に大丈夫です。

問題は、この金額を用意できない場合です。

少額の契約金(手付金)で良いかどうか?

交渉相手は売主(地主)さんになります。

交渉と言っても、不動産業者にしてもらうのですが、この契約金(手付金)は、

【解約するときにお互いが負担する額】

という意味合いが強いです。

つまり、解約したかったらその金額を放棄することでお互いに解約ができます。

100万円を放棄するとなるとかなり高額ですよね。

しかし、1万円だったら・・・。

【100万円を放棄するのと比べたらかなり負担が減ります】

これこそが契約にどれだけ重みをつけるかのためのお金になっています。

土地の場合は、私の経験上、契約金(手付金)は10万円を下回ったことはほとんどありません。

最低でも【11万円】は土地の契約金(手付金)で必要(もちろん交渉によります)

とだけ覚えておきましょう。

契約金を用意する最終手段ここまでいかがでしたか?

いくらフルローンの仕組みがあるといっても、契約する時点で住宅ローンの借入はできません。

つまり、一時的にはお金が必要です。

しかし、一時的にすら用意できない人もいるでしょう。

親に契約金を借りる人もいます。

でも、

「親にそんなこと言ったら怒られる」

「さすがに契約金貸してくれなんて言えない」

このような事情もあり、借りることすらも難しい人もいます。

そんな時の裏ワザがひとつだけあります!

住宅ローンの借入に一切関わらない奥様などが借りる

一時的に現金を用意する方法は【キャッシング】や【フリーローン】などで資金を調達する方法です。

クレジットカードをお持ちの方であれば、ほとんどがキャッシング枠が設定されているでしょう。

あくまで、【住宅ローンの借入に一切関わらない人】が条件です。

住宅ローン借入はしない人でも、収入合算者などの連帯保証人になる可能性はあります。

この人もダメなので【住宅ローンに関わらない人のみが使える】裏ワザです!

この、【住宅ローンの名義人ではない人】というのは判断が大変難しいです。

この見分けかたをお伝えしておきます。

それは、

【住宅ローンの事前審査で記入をしていない場合】は大丈夫です!

住宅ローンの事前審査(仮審査)は通っていますか?

通っている場合は、その審査用紙に記入していない人であれば資金調達OKと判断しましょう。

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他に必要な自己資金はないの?

一時的に契約金が払える額だったとしても、ギリギリの状態の場合に心配になってくるのが、

「諸費用は別でお金がいるんだよね」

「急に、お金が必要だと言われたらどうしよう」

ということをみなさんお考えになります。

これに関しては、たとえフルローンを組む予定だったとしても、

【契約金以外に必要なお金がいるのか、いらないのか?】

これはケースバイケースです。

その人の【建築地の状況】【銀行】によっても変わってきます。

例えば、

【水道加入金】→水道メーターをもらうために必要な水道局に納めるお金。数万円から数十万円(市町村による)

【収入印紙代】→住宅ローンを契約する時に契約書に貼る。2万円程度

必要になる場合があります。

ハウスメーカーや工務店が立て替えてくれる場合もあれば、現金が必要な場合もあります。

こればかりは、営業担当者に、

【家づくりの途中で、必要になる現金はありますか?】

と聞くしかありません。

現役ハウスメーカー営業のぽりんき視点

最近は、低金利が続いており、直近20年で変動金利はほとんど金利変動がありません。

自己資金を出すよりも借りてしまったほうが良い場合が多く、

【フルローンのお客様が増えている】

印象です。

お金を貯めている間に金利が上がってしまえば簡単に数百万円が変わってしまいます。

お金を貯めながら家賃を払っているくらいなら、

【フルローンの仕組みで家賃に支払っているお金をローンに回したほうが早く完済できる】

というメリットもあります。

契約金はあれば良いですが、ハウスメーカー都合で必要とされている費用ですから、お互いに誠実に家づくりを進められるのであれば、お金は無くても十分だと思います。

この記事をご覧の方はきっと、

「自己資金がほとんどないけど、家づくりできるのかな?」

と思っているのでしょう。

大丈夫です!

家づくりはご縁ですから、タイミングのほうが重要です。

仮に2年間でお金を貯めたとしても、2年後に家づくりをしたいかどうかは誰もわかりません。

【ハウスメーカーと契約するのに、相談さえすれば契約金はほとんど必要ない】

ということを理解して頂けば幸いです。

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ぽりんき
間取りデザイナー
帰宅は毎日夜中2時/休みは月1のブラックハウスメーカー出身/16年がむしゃらに家づくりの知識習得⇨ヒアリング主体の家づくりで失敗しない方法だけ説明する/担当時代全国2位/営業所全国1位表彰受賞/家づくりで後悔する人を減らしたい&営業マンにだまされないで欲しい⇨担当者に依存しない家づくり情報Twitterで発信中♪

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