現役のハウスメーカー営業を16年続けているぽりんきです。
この記事をご覧の方は、
「グリーン住宅ポイントとZEH補助金って併用できるんだっけ?あれ?どっちだ??」
「併用できないならどっちがお得なんだろうか」
「グリーン住宅ポイントももらえる金額が違うからややこしいな」
と混乱してしまう人が多いでしょう。
今回はそんなあなたに向けて徹底解説していきますのでご安心ください。
この記事を読み終わったら、
「グリーン住宅ポイントとZEHの補助金のうちどっちをもらえば良いかわかったぞ!」となるはずです。
グリーン住宅ポイントとZEHの補助金は併用できるのか?
そもそもグリーン住宅ポイントとZEHの補助金は併用できるのでしょうか?
結論は【併用はできません】
つまり、グリーン住宅ポイントとZEHの補助金の両方を受け取ることはできません。
すまい給付金は併用可能ですが、ZEH補助金は併用できません。
グリーン住宅ポイントとZEHの補助金はどちらがお得なのか
これで併用できないことがわかりました。
それではどちらを受け取ればお得なのでしょうか。
ZEHは60万円または105万円です。(2021年度ZEH概要)
こちらの金額も相当大きいです。
まずは、グリーン住宅ポイントの4つのポイント額のうち、何ポイントもらえそうなのかを確認しましょう。
その”もらえるポイント額”は条件により変わってきます。
グリーン住宅ポイントは何ポイントもらえるか確認しましょう
4つのうちのどれかになります。
- 30万ポイント
- 40万ポイント
- 60万ポイント
- 100万ポイント
非常にわかりづらいですね。
どうやったら一番大きな100万ポイントがもらえるのでしょうか?
順番に解説していきます!
グリーン住宅ポイント100万ポイント
下記のうち2つの条件があります。
ひとつめの条件
- 長期優良住宅
- 認定低炭素住宅
- 性能向上計画認定住宅
- ZEH住宅
この4つのうちどれかの認定が必要です。
基本性能が高いハウスメーカーであれば、4つのうちどれかの認定は取れます。
第三者が建物の性能評価をするので、時間と費用がかかるのがデメリットです。
ふたつめの条件
このふたつめの条件の方が厳しいと思います。
- 東京圏からの移住(東京・千葉・神奈川・埼玉)から地方へ移住する場合
- 災害のリスクがあるところから移住する場合
- 水回りが2つ以上ある家を建てる
- 18歳未満の子供が3人以上いる
ひとつめとふたつめの条件をひとつずつ満たせば100万ポイントです。
グリーン住宅ポイント60万ポイント
先ほど紹介した条件のうち、
- ひとつめ条件をクリアできない
- ふたつめ条件はクリアできる
は、60万ポイントです。
ひとつめの条件
- 長期優良住宅
- 認定低炭素住宅
- 性能向上計画認定住宅
- ZEH住宅
この4つのどれもがクリアできない。
ふたつめの条件
- 東京圏からの移住(東京・千葉・神奈川・埼玉)から地方へ移住する場合
- 災害のリスクがあるところから移住する場合
- 水回りが2つ以上ある家を建てる
- 18歳未満の子供が3人以上いる
ふたつめ条件はクリアできる場合は、60万ポイントです。
グリーン住宅ポイント40万ポイント
先ほど紹介した条件のうち、
- ひとつめ条件をクリアできる
- ふたつめ条件はクリアできない
は、40万ポイントです。
つまり、
ひとつめの条件
- 長期優良住宅
- 認定低炭素住宅
- 性能向上計画認定住宅
- ZEH住宅
この4つはクリアできる
ふたつめの条件
- 東京圏からの移住(東京・千葉・神奈川・埼玉)から地方へ移住する場合
- 災害のリスクがあるところから移住する場合
- 水回りが2つ以上ある家を建てる
- 18歳未満の子供が3人以上いる
ふたつめの条件はクリアできない場合は、40万ポイントです。
グリーン住宅ポイント30万ポイント
最後に30万ポイントです。
ひとつめ条件、ふたつめ条件どちらもクリアできない場合は、30万ポイントです。
グリーン住宅ポイントをもらうかZEH補助金をもらうか
グリーン住宅ポイント4つのポイントを確認しましたね。
- 30万ポイント
- 40万ポイント
- 60万ポイント
- 100万ポイント
こちらでした。
ZEHの補助金は、最低60万円分
グリーン住宅ポイントのうちZEH補助金を超えるのは、
- 60万ポイント
- 100万ポイント
の2つです。
この2つのどちらかのポイントを受け取るには非常に難しい条件があります。
それがこちらでした。
ふたつめの条件
- 東京圏からの移住(東京・千葉・神奈川・埼玉)から地方へ移住する場合
- 災害のリスクがあるところから移住する場合
- 水回りが2つ以上ある家を建てる
- 18歳未満の子供が3人以上いる
ここのハードルがクリアできるのであればグリーン住宅ポイントを取りにいきましょう。
まとめ:グリーン住宅ポイントかZEH補助金か
グリーン住宅ポイントとZEH補助金は併用できません。
どちらかお得になる方を取りにいきましょう。
しかし、グリーン住宅ポイントでZEH補助金と同等額を目指すには厳しい条件がありました。
これがクリアできない場合はZEHを狙いましょう。
ZEHは別のデメリットもあります。
- 申請時期や工事の時期が決められている
- ZEHの断熱レベルの性能がないと強化するのに費用がかかる
結論、
標準で行けるならZEH
申請タイミングがちょうど良さそうならZEH
標準でZEHの断熱レベルがないならグリーン住宅ポイント
ふたつめ条件が揃っているならグリーン住宅ポイント
こんなイメージでいましょう。
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制度は大変ややこしいので、信頼できるハウスメーカーと担当者を見つけて、どちらがお勧めなのかアドバイスをもらう方が近道ですね。