現役ハウスメーカーの営業を15年しているぽりんきです。
今回は、「土地契約の注意点はなに!?たったの2つの押さえるべきポイントとは」です。
土地の契約の時には、契約書と重要事項説明書を使って説明があります。
お客様がよく言っていることは、
「専門的すぎてほとんど意味がわからない」
「そんな内容でしたっけ?」
一生住む場所の重要な説明なのに、よくわかっていない人がほとんどです。
ハウスメーカーを通して購入する人は気にしなくていいです。
わからなかったら、ハウスメーカーの営業に相談すればいいからです。
でも、
ハウスメーカーを検討せず、土地だけ探している人は要注意です。
頼れる人がいないから、自分で理解しないといけません。
とにかく、2つだけ注意してください!
土地契約の注意点ひとつめ:土地決済(とちけっさい)の期日
まずはひとつめがこれです。
土地決済(とちけっさい)・・・土地の引き渡し。自分の所有地になる日のことです。
この期日を知らない人が本当に多いです。
ほとんどの人が住宅ローンの手続きをして、土地を買います。
この期日は知らないとマズイです。
土地決済の期日を知らないといけない理由
「タイムリミットを知らないのはまずいでしょ」って話なんですが・・・。
それよりも、期日までのスケジュールが組めない人がほとんどだからです。
決済日までのスケジュールがよくわかっていないと間に合わなくなります。
住宅ローンの手続きをやったことがないので、どのくらい時間がかかるのかわからないんです。
土地を契約する前だったら、いいです。
土地を契約したあとだったら、決済期日まで1ヶ月を切っていると本当にやばいです。
急いで住宅ローンの手続きを進めましょう!
とにかく伝えたいこと
不動産屋も売主(地主さん)も早くお金が欲しいです。
だから、契約から決済を早めようとしています。
契約から決済まで1ヶ月以内はバタバタになるのでダメです。
最低でも2ヶ月は必要です。
契約から決済期日まで2ヶ月間あれば銀行を決めて手続きまで間に合います。
覚えておいてください。
銀行を決めるのにどれだけかかるか
銀行を決定するのに、比較が必要です。
でも銀行を決めるのに必要な情報は金利だけではないです。
ハウスメーカーの営業などプロの相談相手がいればいいです。
いない人は比較検討にもめちゃくちゃ時間がかかります。
とにかく、事前審査を3つの銀行にしましょう!
適当でもいいので、ネットで調べて金利が低そうな銀行3つに審査をして各銀行の説明を聞けばなんとかできます。
事前審査スタートから審査まで1週間。
審査結果から決定まで1週間はかかります。
銀行が決まってから、本申し込みをして土地決済までは1ヶ月見てください。
詳しいスケジュールは、こちらの記事に書きました。
土地契約の注意点ふたつめ:ローン特約の期日
2つめがこれです。
ローン特約(とくやく)の期日・・・住宅ローンの審査がダメだったときに白紙解約できる期日
これは、住宅ローンが借りられなければ手付金(土地の契約金)も全額返金してもらえる期限のことです。
ここまでに、住宅ローンの本審査を完了させましょう。
事前審査(1週間)→ 本審査(2週間)です。
思ったよりも時間がかかります。
本審査のステップでは住民票など役所で取得する書類が必要な場合もあります。
本審査2週間はあくまで、審査結果が出るまでの時間です。
住宅ローンは借入の審査だけではありません。
健康面・・・。つまり、団信(だんしん)の審査も重要です。
審査の結果によっては、医者の診断書が必要な場合もあります。
健康で病院にも普段から行かない人だったら心配しなくて大丈夫ですが2週間で完了すると思い込むのはやめましょう。
土地契約の注意点を知らないまま契約して欲しくない
私は現役のハウスメーカーの営業をしているので、いろいろなお客様に会います。
以前、土地を契約した方が、ハウスメーカーを全く見ておらず、土地決済が迫っていて、慌てている人がいました。
その人に、
「いつ土地決済なんですか?」と聞くと、
「・・・今月末なんです。」と言っていました。
話を聞くと、土地契約から土地決済の期日まで1ヶ月しかありませんでした。
ハウスメーカーと契約していないとほとんどの銀行で本審査ができません。
その状況を知りながら、決済期日が1ヶ月というのはあまりにも無謀だと思いました。
お客様は素人だから知らないことを良いことに、勝手に期日を設定していたのです。
不動産業者や地主(売主さん)からすれば、ハウスメーカーがどこだろうと関係ないのです。
そして、こういう事例が実際にあるのです。
みなさんは注意して欲しいなと思います。