ハウスメーカーを決定するために、絶対に必要なプラン(間取り)提案。
このプラン提案はただ、要望を伝えて間取りをかいてもらえばいいわけではありません。
【ハウスメーカー側からどれだけ力をいれたものを提案してもらえるのか?】
これがハウスメーカー決定にも大きく影響してきます。
ハウスメーカー側で提案する前にやること
そもそも、ハウスメーカーは何をすれば間取りを提案できるのでしょうか。
ハウスメーカー側で行うことを知っていればどこまで提案してくれたのかを知ることができます。
要望のヒアリング
そもそもこれが無いとはじまりません。
どんな家にしたいのか?をヒアリングしてくれます。
具体的には、こんなことを聞かれます。
- 部屋数や広さ
何LDKか?何畳ほしいのか?など間取りを構成する大枠を聞かれます。ベテランになれば必要な部屋数と畳数がわかれば何坪くらいかわかることでしょう。延べ床面積のイメージ3LDK→約30坪 4LDK→約35坪 5LDK→40坪 - 建物まわり
駐車場や庭や建物の配置などの関係性をきかれます。
車を何台停めたいのか?やウッドデッキは必要かどうかなど - 設備
オール電化かガスか?太陽光発電は?食洗機はほしいかなど金額に大きく影響することについて確認されます。
敷地調査
実際に建築する予定地を見てくれます。
敷地の状況や広さ、日当たりなどは当然です。さらに、隣家によって窓の位置を変えたり、高低差やライフラインなどプロの目線でみてくれます。
この建築地の状況によって、次の役所調査で調べなければならないことがわかります。
役所調査
建築予定に関わる法規制などについて調査してくれます。
最近はネットで都市計画情報が見れるようになりましたが、いまだに、水道局に行って埋設管を調べたりなど足を使って調査しています。
何も気にせずに建築できる土地も多いです。
しかし、土地によっては思わぬ法規制の影響を受けたり、ライフラインが整っていないことがあったりします。
敷地調査でつかんだ問題点を役所調査で明確にしていく作業です。
ハウスメーカーの営業マンがやってくれますが、経験値が大きく出てくる部分です。
優秀な提案とは
いよいよ、プラン(間取り)の提案です。
ここで言う、優秀な提案とは、
【敷地調査や役所調査の結果にふれた提案であるかどうか】です。
一番よくないのは、土地に間取りを配置しました。どうですか?ってやつです。
ただ、間取りを提案されても正直よくわかりません。
それよりも、例えばですが、
「お客様の土地は調査の結果、高低差があるので、こういう駐車場の計画をしたほうが良いと思ったので、ここに車を配置しています。」
「役所調査の結果、北側斜線制限がかかるので、2階の間取りをこのようにしています。」
など。プロとしての提案をうけるべきです。
とは、言ってもそもそもプロとしての提案を見極めることは非常に難しいです。
3社くらい比較してそれぞれの提案を受けてみることが一番力の入れ具合を見極められるのではないか。と思っています。
もっとシンプルに提案力を見極めるために
実は、もっとも簡単にハウスメーカー側の提案力を見極める方法があります。
それは、
【ステップをきちんと踏んで提案してくれているのかどうか?】です。
プラン(間取り)を提案するのにも、順番があります。
しかし、ほとんどの営業マンは契約をもらわないといけないので、ステップを踏んでくれないことが多いのです。
これが理想的です。
順番に考えていただければわかるのですが、提案をするためには、深いヒアリングが必要です。ヒアリングをするためには建築地の状況がわかっていなければ正しいヒアリングができません。
つまり、調査をした上で、プロとしてのアドバイスを交えてヒアリングをしてくれたのか?
ヒアリングも表面的な情報だけではなく、生活や趣味など一生に一度の夢のマイホームの提案のためにきちんと時間をとっておこなってくれたのか?
これが一番大切です。
どこまで営業マンが親身になって提案してくれるのか?
これを肌で感じられる打ち合わせを受けられると良いですね。