かれこれ現役のハウスメーカー営業を16年しているぽりんきです。
今回は【建てるなら必須知識!固定資産税はいつから下がるのか?税額イメージ付き】についてです!
この記事を見ているかたは、
「固定資産税ってずっと一律じゃないでしょ?」
「いつから税金が安くなって楽になるんだろう」
「価値が下がるとどうなるの?」
というのが知りたいところでしょう。
「固定資産税はいったいいつから下がるのか?」この疑問について解決していきます。
この記事を読み終わる頃には、「固定資産税はちゃんと安くなっていくなら安心だ」と気づくことでしょう。
賃貸と違ってマイホームを持つと固定資産税はかかります。
しかし、毎年大きな負担になってしまうのは心配です。
建物の固定資産税はちゃんと下がっていくので安心してください。
固定資産税は、あくまで市区町村税です。
一般論についてお話ししていますので、正確な情報は各市区町村の部署に直接確認ください。
固定資産税はいつから下がるの?
固定資産税はいつから下がるのでしょうか。
土地に関しては上がることもあれば下がることもあります。
土地の固定資産税は近所の利便性が上がれば価値は上がります。
そのまま評価額が上がるので、固定資産税も上がります。
逆に市場価値が下がれば下がりますので、固定資産税も下がります。
つまり、土地の固定資産税は下がるどころか上がる可能性もあります。
しかし、建物は違います。
建物は経年劣化していきます。
建物は年数が経てば経つほど価値が下がっていき、【固定資産税の納税額も下がっていきます】
それでは、いつから下がるのでしょうか?
建物の固定資産税は3年ごとの見直しがある
建物の固定資産税は3年ごとに見直しがあります。
つまり、3年おきに下がるということです。
3年おきに下がるチャンス何をしたらいいの?
3年おきに下がっていきますが、何もしなくても自動的に下がっていきます。
固定資産税は、建物の評価額(課税標準額)によって支払う納税額が決まってきます。
この建物の評価額は自動的に3年ごとに見直しされるということです。
建物の固定資産税はゼロにはならない
3年ごとに下がっていくと言っても、固定資産税がゼロにはならないようになっています。
需要が多そうな、木造住宅の場合を解説していきます。
木造住宅は10年後は40%
あくまで目安です。
新築時を100%とすると、10年後の固定資産税は40%くらいになっています。
新築時の評価額(課税標準額)から計算した固定資産税が、年間10万円だった場合は年間4万円になるイメージです。
※減税の仕組みがあり、固定資産税が少なくなる制度があります。
特に新築時の3〜5年は納税額が半分になることもありますので、後ほど解説します。
10年で半分以下になるのはかなり下がる印象ですね。
20年後は20%
10年後が40%なら、当然20年後の固定資産税は新築時の20%になります。
新築時の評価額(課税標準額)から計算した固定資産税が、年間10万円だった場合は年間2万円になるイメージです。
※減税の仕組みがあり、固定資産税が少なくなる制度があります。
特に新築時の3〜5年は納税額が半分になることもありますので、後ほど解説します。
20年後には80%納税額が減るわけですから随分と下がってきましたね。
これ以後はどうでしょうか。
20年以後はほとんど変わらない
実は、ここから先はほとんど変わりません。
つまり、これ以上は税金が減ることはありません。
固定資産税は、市区町村の財源になっています。
いくら劣化したとしてもそれなりの税金は納めていかなければなりません。
4年目が一番固定資産税が高い
建物の固定資産税には新築時点で減税が受けられる場合があります。
つまり、減税後が一番税金が高くなります。
上記画像は東京都主税局のホームページにある減税の内容です。
一般住宅・・・3年間
長期優良など認定住宅・・・5年間
シンプルにまとめるとこのような形になります。
他にも減税が受けられる場合がありますので市区町村に直接確認ください。
まとめ
固定資産税は、建物に関しては3年ごとに納税額が下がっていくという解説をさせていただきました。
例として木造住宅の場合をお伝えしました。
建てたい建物の構造が、
【鉄骨造やコンクリート造】となれば、木造よりも評価額が上がります。
さらに、評価が下がっていくスピードも遅くなります。
木造住宅の1.5〜2倍になることもありますので注意が必要です。
そして、新築時は固定資産税が減税が受けられることもお伝えしました。
一般住宅の場合は4年目。認定住宅の場合は6年目が一番高くなります。
ぜひ家づくりの参考にしてください。