かれこれハウスメーカーで15年営業をしているぽりんきです!
実際にお客様からよく質問をいただきます。
「固定資産税を少しでも安くしたいんです」
「どうやって固定資産税が決まっているのかよくわかない」
「税額を減らす裏ワザはありますか?」
やはり、みなさんアパートから一戸建てになると「固定資産税が心配!」って言いますね。
家を建てるのを迷ってしまうのは、固定資産税がかかるからだと思われています。
今回はその固定資産税でもガレージを建てる際の固定資産税についてです。
記事の執筆者
必見!固定資産税を安くするためにガレージを建てる前にやるべきこと
さっそく、答えからいきます。
それは、
【役所の調査が終わってからガレージを建てる】です、
「えぇっ!そんなことなの?」と思うかたがいると思います。
実はそういうシンプルな話です。
ガレージは役所の調査が終わってからでないと建ててはいけません。
役所の調査とは、市区町村の役所の中にある資産税課の家屋調査です。
なぜガレージを家屋調査のあとに建てないといけないのか
実は、家屋調査は1回しかありません。
つまりこの調査をクリアすれば、基本的には2度ときません。
この調査で敷地内に存在している建築物に対して固定資産税評価額が決定します。
ガレージはもちろん。
カーポートや物置なども【設置していない状態】にしておくのがベストです。
新築の家屋調査とはいったいなんなのか?
そもそも家屋調査とは一体なんでしょうか。
家屋調査とは、建物の固定資産評価額を決定するために新築した建物を見にくること
市区町村の財源になるので、役所の資産税課の職員が自宅に2人組でやってきます。
この調査では、建物の固定資産税を決めるために、
- 新築時の図面を受け取る
- 家の中の素材を見る
- 太陽光パネルなどの設備を見る
目的で訪問します。
アポなしで来ることはないので安心してください。
各市区町村によって違いますが、
- 一般的には自宅のポストに紙が入っています。
- 資産税課の連絡先が書いてありますので予約の電話をします。
- お互いに日程調整をします。
- 家に招き入れます。
- 固定資産税が決定する流れやいつ何回支払うのかの説明を受けます。
役所のやり方によりますが、1人が話を進めている間にもう1人が勝手に家の中を見にいきます。
勝手な評価をされないようについていきましょう。
時間はおおよそ30分程度で十分に終わる内容になっています。
固定資産税の家屋調査はいつ来るの?か知っておくことはとても重要です。
家屋調査の結果によって固定資産税が決まる仕組み
建物の大きさによって決まります。
つまり、大きい家であれば固定資産税は高く、小さい家であれば安いです。
【何坪の家を建てたのか?】によって決定するわけではないです。
固定資産税は建物の床面積ではなく、
- 壁の広さ
- 屋根の広さ
- 素材
により決定されます。
つまり、建物が大きければ大きいほど壁や屋根の面積も増えます。
しかし、ここで注意点があります。
- 延べ床面積には含まれないバルコニーの上に屋根をつくった場合
- 中庭部分にタイルを貼ったりした場合
評価対象になります。
反対にウッドデッキなどの外構工事は対象外です。
壁や屋根があるガレージがある場合は、固定資産税が変わってきます。
家屋調査のときにガレージがあれば評価対象として課税されます。
だから、役所の調査の後に建てたほうが良いというお話です。
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家屋調査を早めに来てもらう裏ワザ
「じゃあ、役所の人が見に来るまでガレージが建てられないじゃん」と思うでしょう。
その通りです。
なので、早めに見に来てもらうようにしましょう。
裏ワザはこちらから「早めに見に来て欲しい」と電話することです。
「えっ!?そんなことしたら逆に怪しまれない?」と思うでしょう。
それは電話する話し方によります。
電話することで早めに家屋調査に来てもらう話し方
まずは、管轄の市区町村の資産税課(固定資産税の担当課)を調べて電話します。
「固定資産税を調査で家を見に来ると聞いたのですが、早めに見に来てほしいです」
「理由は、引越してしまうと生活が始まってしまうので、住み始めてから家に知らない人を入れるのに抵抗があるからです」
と伝えるだけです。
あたりまえですが、「ガレージを建てるから、見に来て欲しい」と言っては絶対にダメです。
実は、この【早く見に来て欲しい】というマジックフレーズ、使っている人はたくさんいます。
警察の仕事をしている人は、警察のユニフォームを他人に見せないように、家の中にしまいこんでいるものです。
だから早く見に来て欲しいのです。
こういった理由から、【引っ越して生活が始まる前に見に来て欲しいマジックフレーズ】はめちゃくちゃ使えます。
まずは連絡をして、家を見に来てもらってからガレージを建てるようにしましょう。
基本的には、屋根や壁がある建築物は固定資産税評価額の対象になります。
あとで建てたことがバレてしまって徴収されるリスクはあります。
しかし、カーポートなどはどの家でもやっていることなので、「あの家もやっているじゃないか!」という住民の反論を役所は恐れています。
つまり、いたちの追いかけっこです。
相当露骨にやらない限りは追加で徴収される例はあまり無いのが現状です。
少しでも安くしたい!新築を建てて固定資産税を安くする3つのポイント
現役ハウスメーカー営業マンのぽりんきの視点
いかがでしたでしょうか。
考え方を少し変えるだけで上手に対策をとることもできます。
納税は国民の義務ですから、あくまで自己責任でお願いいたします。
住宅ローンを利用して、ガレージの費用も借入する場合には、注意が必要な場合があります。
最終金の住宅ローン借入したあとに、銀行職員が家を見に来る場合があります。
この段階でガレージが無いとオーバーローン(必要ない資金まで貸してしまったこと)と認められ、返済を請求されることがあります。
ガレージ費用を借入する場合には、家を完成させたあと何ヶ月以内に建ててあれば良いのか?という確認は絶対にしておきましょう。
ローンの審査に必要な見積書は決定内容でなくても大丈夫です。
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